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第9回ふくしま地域政策研究会(2025第3回)開催報告

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   こんにちは。福島大学大学院・地域政策科学研究科の修了生です。  2025年5月16日(金)18:30~  第9回ふくしま地域政策研究会が開催されました。  会場には9名が集結。  福島県社会福祉協議会副会長の高野武彦氏から話題提供がありました。  高野氏は現在、福島大学行政政策学類の客員教授も務めていらっしゃいます。     私にとっては、地域政策科学研究科の大先輩であり、     そして県立福島高校の大先輩でもあります!     ちなみに、第2回の報告者、安藤充輝氏も研究科と高校の大先輩です。     そんなわけで、この研究会は、私が勝手に「福島学派」について     考えを巡らせる機会でもあります。  閑話休題、今回、高野氏からは「原発事故と避難者支援の継続~広域連携による福島県社協の取組~」について話題提供がありました。  個別の支援と、地域の支援。「点の支援」と、「面の支援」。それぞれに課題があり、これらに「両輪」として対応されているということです。  東日本大震災と、それに伴う原発事故による避難生活が長期化している福島県。「単身化」や「高齢化」など、今日的な社会課題も顕在化しています。 社会福祉協議会は、避難者の皆さんを決して「見捨てない」信念を持って、生活支援相談員(平成23年~)による「点の支援」と、避難者地域支援コーディネーター(令和4年~)による「面の支援」を展開しています。  避難先社協と避難元社協の連携・協働を図る広域連携の仕組みづくりは、災害対応の先進モデルにもなりつつあるようです。  地域がつくられてこそ、個々人の居場所もつくられますし、個々人の居場所があってこそ地域もつくられるという、当たり前のようで難しいサイクルを再認識させられるご報告でした。  ふくしま地域政策研究会では、今後も折に触れて、東日本大震災や原発事故に関する課題を扱っていきます。     こうして、また「福島学派」は発展していくように思います。  記念すべき第10回に向けても、着々と準備が進んでおります!     ご参考: 福島学派メモランダム